日本に相対的貧困が生まれるのはなぜ?【アフリカと違って日本では裸で暮らせない】

 

どうも、モリスです!

 

皆さんは、相対的貧困という言葉を聞いたことはありますか?

 

相対的貧困とは、先進国に住んでいるのに関わらず、十分な収入が得られない人たちの事をいいます。

 

発展途上国の貧困層に住んでいる人たちが絶対的貧困と称するのであれば、相対的貧困はその先進国バージョンです。

 

数字上では、発展途上国の60倍の所得を得ていると言われている日本に、なぜ貧困に喘ぐ人たちが多く存在するのでしょうか?

 

その理由は、日本独自の生活スタイルによる複雑な理由と、日本の格差社会に隠されていました。

 

今回は日本がなぜ、世界的に見ても相対的貧困に苦しんでいる人たちが多いのかと、日本の格差社会の影響で不利な立場に置かれている人たちのエコノミー、貧困を抜け出す具体的方法について、書いていきたいと思います。

 

日本の格差システムの犠牲者について、詳しく知りたいあなたへ。

 

日本に相対的貧困が生まれるのはなぜ?

 

発展途上国よりもたくさんお金を貰っているのに、貧困になってしまう人が多い日本の大きな理由は、高い物価や、ほとんどの人が電力・水道・電波と言ったインフラに依存して生きている事が原因とされています。

 

物価が上がりにくいと言われている日本ですが、貧困国と比べてしまえば、物価の違いには天と地の差が存在します。

 

いくら60倍の給料を貰っているといっても、物価が高ければ意味がありません。

 

さらに、アフリカのような自給自足ではなく、様々な形態のインフラに依存して生きている日本人は、いろんな所にお金を払わなければいけません。

 

電力会社や水道局、携帯電話会社に僕たちは、一体年間いくら払っているのでしょうか?

 

最低限の生活のレベルが発展途上国よりも高い日本では、それなりのお金を払わないと一定の基準の生活を過ごす事ができません。

 

どんなにお金がなくても、エチオピアの先住民族などとは違って、日本では必ず服を着て、スマホを持ち、お風呂に入れる様な生活が求められるのですから。

 

このような、個人の所得に準じた生活スタイルの選択肢が以上に少ない日本のジレンマは、一度貧困に陥ると、這い上がるのが困難な状態を作り上げてしまいました。

 

雇用社会ゆえ、一度仕事を無くすと再び同じ所得に戻るのは、かなり難しいと言えるでしょう。

 

また、相対的貧困はただお金の無い状態を示すのではなく、未来への可能性を持っているかどうかも示します。

 

自力で貧困を抜け出す事が難しい状態にいる人も、相対的貧困に苦しんでいると言えます。

 

日本のこういった特性上、相対的貧困の厳しい立場に置かれているのは、「シングルマザー」「子供」「高齢者」です。

 

それぞれ、どのような状態に置かれているのかを、その目線に立って見ていきましょう。

 

シングルマザーにとって息苦し過ぎる日本

 

カビ臭い亭主関白主義が色濃く残っていた日本では、未だにジェンダー差別が無くなりません。

 

妊娠、出産後の女性の社会復帰問題が解決されていないのは、日本の恥とも言えるでしょう。

 

その弊害を最も受けているのが、シングルマザーの人達です。

 

女性は男性と違い、構造的に脳の中で単純な情報だけではなく、あらゆる感情も常にやりとりを行なっているので、仕事上にもその人個人の「気持ち」が現れる事があります。

 

そのため、すぐに結論が求められる仕事という場で、一直線に結果を目指す事が苦手であり、どちらかというといろんな意見に自分の思っている事を組み合わせて、豊富なアイデアを出す方が得意だと言われています。

 

しかし、男社会で回ってきたビジネスの世界では、今まで女性の強みを理解しようとして来なかった歴史があるので、どうしても女性の働き方を見ると、本人にその気がなくても、いろんな物に気が散っているように見えてしまい(非効率的に見えてしまう)、結論を真っ先に出そうとする男性にマウントを取られてしまうのが職場での現状です。

 

進め方が違う相手と仕事をするのは難しい事であり、優秀な女性達との対応を放置してきた過去の男性側のツケが、日本の女性権利の確立を遅らせてしまっているのかも知れません。

 

 

データにもこの実態が如実に現れていて、厚生労働省の調べによると全国のシングルマザーの54.6%が相対的貧困とされ、この内の就職している半分が非正規雇用(パートやアルバイト)で働いています。

 

 

シングルマザーの相対的貧困率・・・54.6%

就職しているシングルマザーの非正規雇用率・・・48.4%

 

厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」より引用

 

一度、子供のために仕事上の立場を捨ててまで、精一杯子育てを頑張った女性が貧困に苦しんでいるなんて、何だか悲しいです。

 

昼間のテレビニュースとかでも、なんか訳の分からない芸能人の麻薬騒動にキャンキャン騒ぐのは辞めて、こういった建設的な討論をしてほしいです。

 

でも、こんな堅っ苦しいテーマじゃ視聴率取れないか・・・

 

貧乏な子供達は、大人と違って公開処刑を受けてしまう

 

シングルマザーの相対的貧困率が高いという事は、必然的にその子供達も貧困率が高いです。

 

子供にとっての貧困は、その気になれば人との関わりを最低限にカットできる大人と比べて、とても残酷な物です。

 

子供達は、学校生活や友達との関係から逃げる事が出来ないので、容赦無く差別の対象となってしまうのですから。

 

本来は、褒められるべきである世界最高峰の日本の義務教育制度が、相対的貧困という側面に関してだけ、逆に仇になってしまっているのです。

 

学生時代に、修学旅行へ風邪で行けなかった全ての人がその事を忘れられない様に、思春期の子供時代の悪い思い出というのは、ずっとその人の心の中に残り続けます。

 

みんなと同じ事ができない劣等感は、その子の性格にも影響を与えるだろうし、何より学校や家庭内の問題がほとんどの原因と言われている自殺に繋がる可能性が高いのが、一番の問題です。

 

すでに一度言いましたが、未来への可能性を持てないのも相対的貧困の対象です。

 

日本の子供達の7人に1人が相対的貧困である現代で、大人達は時代の流れに必死についていき、子供達の未来のためにも自分で稼ぐ方法を身につける必要があるのでは無いでしょうか?

 

高齢者全員がスマホを使える様になるべき

 

高齢者が陥る相対的貧困の主な原因は、体力的に潜在性が閉ざされる事情報化社会についていけてない事です。

 

人間は、どうしても加齢による体力の低下と持病の増加を避ける事はできません。

 

体力仕事のノウハウしか持っていない方達にとって、働く体力を無くしてから一度貧困になってしまうと、そこから這い上がるのはとても難しい事でしょう。

 

さらに、そういった人たちを援助する様な場所が、まだ少ない事も影響しています。

 

高齢者向けの転職サイトや教育機関といったサポート環境を整えるのは、新たなビジネスチャンスの1つかも知れません。

 

ただ、お仕事紹介サイトを作ろうにも、ノウハウ伝授のための動画を作ろうにも、それを視聴できるデバイスを使えなければ意味がないので、まずはスマホの普及が最優先ともいえます。

 

高齢者にとって、スマホはまるで未来から来たドラえもんのひみつ道具であり、積極的に扱おうとしない傾向にあります。

 

日本でのスマホの普及率が、60代を超えた世代に十分に広まってない事を考えると、高齢者が情報化社会についていけてない現状がよくわかります。

 

2008年と2017年のスマホ普及率を、年代別に表したグラフ

 

 

スマホが未知の存在だった2008年から、9年も経ったにも関わらず、未だ高齢者のスマホ普及率は、若年層、中年層に大幅な遅れをとっている。

 

総務省「人口減少時代のICTによる持続的成長」より引用

 

「スマホは高い」、「難しくて使う気になれない」、などいろんな理由があるかも知れませんが、新しく参入したシャオミの様な中国製のスマホと格安SIMを組み合わせれば安く、しかもネット上で手続きを終える事ができるし、僕たちがやって来た様に自然に使っていけば特別な教科書など必要なく、使いこなせる様になるはずです。

 

 

大好きなお孫さんと、SNSなどを通じておしゃべりする機会も増えるでしょうしね!

 

新しいキャリアを築くためには、ネット環境は不可欠です。

 

高齢者もできるだけスマホを使えるようになるべきだし、使える様になれば閉ざされた将来性も開けるはずです。

 

高齢者相手に、過酷な事を言っているのかも知れませんが、人生100年時代と言われている中、今までの様な人生設計では普通に生活をする事ができなくなって来ています。

 

雇用社会なんて辞めちゃえww

 

さて、格差社会で苦しんでいるエコノミーについて取り上げて来ましたが、では実際に相対的貧困になってしまった人たちは、どうすれば良いのでしょう?

 

格差によって、階級が決めらてしまう日本の雇用社会は、これまで書いて来た通り、貧困者にとっては抜け出すチャンスが少なすぎます。

 

なので、一度相対的貧困になったら、簡単には抜け出せないでしょう。

 

というか、格差が広がっていく限り、会社頼みの雇用に頼っていれば、抜け出す可能性はゼロです。

 

なので、相対的貧困を抜け出したいなら、雇用社会から抜け出しちゃうのを僕はお勧めします。

 

独立して、自分で稼ぐ力を身につけちゃうのです。

 

そんなの難しくて無理だ!と言われるのは百も承知なので、僭越ながら一例として僕の話をさせてください。

 

僕は、会社の給料だけを見れば、間違いなく相対的貧困者です。

 

ブログタイトルを見て貰えばわかると思うのですが、僕の仕事先は給料低いのに加えて、全く昇給しないんです。

 

社会人1年目の年収なんて、250万円ぐらいだったしww

 

 

そこで僕が個人で稼ぐ為の方法として選択したのが、ネットビジネス。

 

ネットビジネスっていうと仰々しく聞こえますが、やってることは何にもすごくないです。

 

僕が主にやっているのは、発信する情報をチョイスして、それに価値を付けているだけ。

 

ちょっと勉強すれば、誰にでもできることです。

 

その代わり、それなりの時間をかけて価値をつける練習をする必要がありますが、それでイケ好かない雇用社会から独立して、月に100万円稼ぐ事ができる様になるなら、全然苦じゃないです。

 

ネットビジネス以外にだって、今は個人で稼ぐ方法はゴロゴロあります。

 

ノウハウだって、YouTubeやサイト上にばら撒かれています。

 

あまり知られていませんが、起業を歴史上一番簡単にできる時代が今です。

 

格差が広がり続けているのも確かですが、雇用社会を抜け出してしまえば、貧困を抜け出す将来性を手に入れる事は可能なのです。

 

まとめ 起業して、雇用社会のエリート達を驚かせようぜ

 

まとめ
  • 日本は物価の高さとインフラの高依存によって、相対的貧困率が先進国の中でも高くなっている。
  • 女性の社会的地位確立の遅れが、シングルマザーの正規雇用への道を狭めている。
  • 子供にとって貧困とは、大人と違い心に大きな傷を負う可能性が大きい。
  • 高齢者は、情報化社会についていく努力をする必要がある。
  • 雇用社会を抜け出すのが、相対的貧困から立ち直る一番の方法。

 

学校で教えられて来た集団的な思い込みによって、格差社会を抜け出す事ができない人が、相対的貧困になりやすい傾向にあります。

 

これからは、雇用先の会社に使える人材かどうか判断してもらうのではなく、自分で活躍出来る場所を探して働く時代です。

 

自分の土俵で、強度でフリーランスな働き方を身に付ける事ができれば、一流企業のエリート達よりも高い年収と、自由な時間を手に入れることだって夢物語ではありません。

 

これを機に、社会的強者たちを一泡吹かせる為の準備を始めてみませんか?

 

それでは、今回も貴重な時間を割いてまでこの記事を読んでいただき、ありがとうございました!

 

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