リモートワークがもたらす未来とは?【自分の能力が正しく評価される世界】

 

どうも、モリスです!

 

突然ですが、先進国の国民の所得の増加率(貰える給料の増加率)について、皆さんは調べたことはあるでしょうか?

 

最近になって、中国やインド、アフリカの貧困層がネットワークの発達によるグローバル化によって平均所得がグングン上昇していることは、いろんなメディアで取り上げられているので、どこかで一度は聞いた事があるのではないでしょうか。

 

しかし、それと対照的に先進国の中間層の人間(貧乏でもお金持ちでもない人)の所得が、20年間もの間、全然増えていない事について知っている人は少ない様に感じます。

 

実は、インドや中国の貧困者が成り上がり、富裕層がビジネスチャンスを手にしてたくさんのお金を稼いでいる中、会社に依存している先進国の中間層は、全く所得の上昇が起こらず取り残されているのです。

 

さらに言えば、中間層の所得が改善する見込みはほぼゼロだと言われています。

 

グローバル化に上手く順応して、大量のお金を手にしている富裕層の所得額が増え続けていることを考えると、例外なく日本でも中間層と富裕層の得られるお金の格差は、これからも大きくなり続ける事が予想されます。

 

どうしてこんな事が起こるのか?

 

最も大きな要因として、リモートワーク(会社に出社せずに働く)によるビジネスのグローバル化が関係しています。

 

グローバル化が意味する僕たちへの影響は、思ったよりも大きくて複雑です。

 

今回は、リモートワークが及ぼす影響と、リモートワークによって仕事を無くす人の特徴について迫っていきたいと思います。

 

いつまで経っても手取りが増えない事が、不思議で不思議で仕方ない人は必見です。

 

リモートワークがもたらす未来とは?

 

「made in japan」というのは、世界に誇る日本の高い技術力の証。

 

他国が真似できないノウハウとスキルを売りにして、経済発展を遂げてきたのが今現在の日本です。

 

ただ、未だに日本人だけが特別なノウハウとスキルを持っているかというと、それは「NO」です。

 

情報伝達技術(スカイプや電子メール)と物流ラインの発展(インフラの整備)によって、新興国(中国やインド)に現地生産ラインを作ったり、現地の企業を買収する事が当たり前の今、日本の高い技術力を提供(シェア)された新興国は、日本だけが持っていた特別なノウハウやスキルに加え、アメリカやヨーロッパの技術も多く吸収しています。

 

中国のハーウェイ(スマホ会社)やインドのpaytm(paypayに技術提供している会社)などのユニコーン企業(将来有望な企業)の数が増えているのを見ても、その事がハッキリ分かります。

 



st-english.info様より引用

つまり、日本人にしか出来なかった高度な技術は、今や新興国の人間でも同じレベルで出来るのです。

 

新興国はそれに加え、人件費が日本国内よりも安く済みます。

 

同じスキルを持っているなら、企業側から考えると、安い労働力を使って産業の競争力を上げたいと考えるのが普通ですよね。

 

これが、日本の中間層の所得が上がらない理由の1つです。

 

日本の中間層の仕事の価値が、新興国の人間に奪われた事により、日本ではなく生産国である中国やインドが潤う事になったのです。

 

日本のGDP(国内総生産)が、減速を始めていることなどからも、こういったビジネスのグローバル化はこれからも続いていく事が予想できます。

 

今や、就職先のライバルは日本人だけでは無くなってきていて、僕たち若い世代は世界の人材を相手にして仕事を得なければいけません。

 

 

そんな佳境の時代に、古いシステムに従って会社に依存して出世だけしてきた、日本のサラリーマンの所得が上がることはあるのでしょうか?

 

貧乏している家族を救う為に、ハングリーに働く新興国の人間に対抗できるスキルを持たない人は、これからも格差が広がり続けるばかりで所得は上がらないでしょう。

 

世界の人材を相手にするのは、すごいシリアス

 

モノ造りによる仕事のグローバル化が進んだ次に待ち受けるのは、サービス事業のリモートワーク化です。

 

サービス業は、言葉の壁や外国との文化の違いなどが影響して、グローバル化がそこまで進んでいません。

 

また、日本が島国ということもあり、アクセス面でコストが掛かるのも原因です。

 

しかし、これらのデメリットを解消してしまうのが、リモートワークです。

 

例えば、ホテル。

 

H.I.Sが展開している、「変なホテル」というのをご存知ですか?

 

hennnahotel.com

このホテルは、ギネス世界記録に「世界初のロボットホテル」と認定された通り、人間の従業員が10人程しかいないホテルです。

 

しかも、人間の従業員は接客をほとんどしません。

 

人間が行うのはベッドメークやカメラによる監視で、フロント業務や荷物運びなどは、全てロボットがやってしまいます。

 

顧客サービスを遠隔で提供すること(リモートワーク)により、人間の活動範囲や時間の問題を超えて、人件費を最低限に抑える事を可能にしたのです。

 

ロボットによる接客という破壊的テクノロジーと、人件費の削減によって実現した低価格のホテルが流行らないわけないですよね。

 

加えて、将来に海外からの遠隔リモートワークが実現すれば、さらに人件費を抑える事ができる様になります。

 

これはホテルに限らず、様々なサービス業でも同じ事が言えます。

 

リモートワークで現地にいない限り、文化の違いのアクシデントが起こる事は無いし、移動のコストもかからないし、自動翻訳技術が発達することも考えれば言語の壁も関係なくなります。

 

日本の半分の賃金で、質の高いリモートワークが世界から届けられるようになれば、国内の人材は、グローバル化についていけずに淘汰されるでしょう。

 

淘汰された日本人が新興国の人に、「君、明日から来なくていいよ」って言われる時代が来るかもしれません。

 

世界の人材がライバルになるというのは、思ったよりシリアスです。

 

リモートワークで仕事を無くす人

 

さて、リモートワークが及ぼす影響について書いてきましたが、実際にはどんな人がリモートワークによるグローバル化で仕事を無くすことになるのでしょうか?

 

それは「自分の力で価値を生み出せない人」です。

 

会社に依存している人なんか特に危ないです。

 

勤めている会社をもし辞めたときに、何か価値を生み出す事ができる人でないと、仕事が急速にグローバル化して奪われていき、手取りがどうとかなんていう余裕すら無くなっていきます。

 

シンプルに、会社の銘柄や役職の名誉ではなく、その人の能力そのものが評価される時代が来るのです。

 

 

ただ出社して、上司の機嫌取りにゴマを擦って、建設的な発言をせずに責任をなすり付けるような人は、仕事を得る事が難しくなるでしょう。

 

こういう限られたグループでしかでかい顔ができないタイプの人は、会社に限らずに高校の部活、大学のサークル、挙げ句の果てに合コンみたいな場所でも必ず1人はいるものです。

 

年功序列が目立つ日本では、こういったズル賢い人が出世をするものですが、これからの能力主義の世界では絶対に通用しません。

 

新興国の人間よりも安い賃金でいいなら、仕事をくれるところもあるかもしれませんが・・・

 

リモートワークで活躍する人

 

では、逆にリモートワーク化した時に活躍できるのはどんな人かというと、物事に付加価値をつける事ができる、「クリエイター」です。

 

製造業やサービス業に勤める人材が海外の人材に中抜きにされてしまうのは、「ノウハウさえ知ってしまえば誰にでもできる仕事しかできない」という側面が関係しています。

 

なので、面白く商品をアピールできる人や、セールスの上手い人、興味の引くコンテンツを作れる人といった、その人しか持ち得ない付加価値を持っている人が、強い影響力を持つことになるでしょう。

 

このようなブランディング能力は、その人自信しかできないカリスマ力のような物が伴ってくるので、自然と権威性を得る事ができ、得られるお金の額も自然と上がっていきます。

 

YouTuberをやっている人達を見れば、一目瞭然です。

 

ヒカキン、東海オンエア、はじめしゃちょー、てんちむ、レペゼン地球・・・

 

あげればキリがありませんが、漏れなく全員が魅力的なコンテンツを作る事で、コンテンツにカリスマ性を付随し、たくさんのお金を稼いでいます。

 

キーポイントになるのは、消費者を相手にした時に、どれだけ楽しませられるかです。

 

江戸時代にしろ、明治時代にしろ、平成にしろ、令和にしろ、人は面白いと思ったものにお金を払います。

 

これはビジネスをやる上での掟であり、成功するための王道でもあります。

 

 

”どれだけ面白い魅力を持った人間になれるか?”

 

グローバル化が進んだ日本で生き残る為には、面白いと思ってもらえるような価値を提供できるようにならないといけないのです。

 

まとめ 中国製品意外といいやん

まとめ
  • 日本の中間層の所得が上がらないのは、新興国に技術が広まった事が大きな原因。
  • これからも仕事のグローバル化は続いていく為、世界中の人材がライバルになる。
  • リモートワークでグローバル 化した時に、会社での評価なんて全く役に立たない。
  • 付加価値をつけれるクリエイターが、今後躍進していく。

 

中国製品には、どうしてもクオリティーが低いイメージが定着してしまっていますが、実はかなりの進化を遂げていて、もはや馬鹿にできないレベルになってきています。

 

特に、太陽光発電パネルなんかは顕著です。

 

最近では、太陽光発電パネルのシェアで中国に勝てる国は無く、独壇場となっています。

 

中国の物づくりのクオリティが、知らないうちに上がっているように、情報が光の速さで駆け巡る世界で、世界は驚くべき変化を始めています。

 

その中で僕たちがやるべき事は、常に情報取集して世界の変化のスピードについていく事と、付加価値のスキルを磨く事です。

 

付加価値をつけるというのは、商売ごとの基本中の基本であり、一度身につければいろんな分野で応用が効きます。

 

大切なのは、何度も言いますが、人を楽しませられるかどうかです。

 

魅力的な価値がある所に、お金と人は集まって来ます。

 

どうか、この記事を読んでくれたあなたには、持ちうる眠ったカリスマ性を発揮して、グローバル化した世の中で力を発揮することを祈っています。

 

では、今回もあなたの貴重な時間を割いてまで、この記事を読んでいただきありがとうございました!

 

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