どうも、モリスです!
皆さん、ギグ・エコノミーという単語をご存知ですか?
ギタリストの単発のセッションが「ギグ」ということから、ネット上の単発の仕事をして生活する人たちのことをこう呼んだりします。
会社に縛られずに個人事業者として働けるという、自由なライフスタイルを実現できるこの働き方は、先時代的で魅力的です。
また、UberやAirbnb(ホテルの代わりに現地の人に家を貸してもらうサービス)で働いている人たちも、ネットを通じて単発の仕事を依頼されている個人事業者という点で、ギグ・エコノミーの一部と言えるでしょう。
ギグ・エコノミーで働いている人たちを見ると、時代の流れをいち早く掴んで、自由に人生を謳歌しているようにも見えますが、どうやら実はそうでもない事が最近になって問題になっています。
今回は、ギグ・エコノミーの将来性と、欧米でのポピュラーな正しいギグ・エコノミーとしての働き方、ギグ・エコノミーに属さずに独立する為に必要なことを書いていきます。
偽りの自由にぬか喜びしないための勉強をしたい人へ。
ギグ・エコノミーとは?【誰でもなれる】
ギグ・エコノミーは、簡単にノマドワーカー(よくスタバとかに居るMacをドヤ顔でいじって仕事している人)になる事ができるので、労働者を解放する第一歩だと評価されていました。
誰にも管理されずに、自分のペースで仕事ができるなんて、誰だって憧れますよね。
しかも、ギグ・エコノミーによって依頼される作業は単純な物が多く、言ってしまえば誰にでもできる物です。
会社のデスクに長時間座っているのが我慢できない人や、作業場での肉体労働に飽き飽きしているような人たちからすると、とても魅力的に見えるのではないでしょうか?
でも、ギグ・エコノミーにも、もちろん悪い側面が存在します。
それは、誰でもその気になれば簡単にギグ・エコノミーに属する事ができるという事。
ギグ・エコノミーとは言ってしまえば、単純すぎる作業故にその仕事自体に価値が全然つかないので、かなり割安な低賃金で雇われる事が多いです。
さらに、継続性が薄く仕事先が流動的に動く事からも、一度ギグ・エコノミーにはまり込んで貧困化してしまうと、中々抜け出せなくなってしまいます。
仕事を得るシステムとしても、人を相手にせず自動で取引が行われるので、社会の仕組みから取り残される事が危惧されたりもしています。
「誰でもできて自由だけど安価なフリーランス業」、これがギグ・エコノミーです。
さらにギグ・エコノミーの最大の弱点は、AI化が進んだ時に、全く仕事が残らないことです。
例えば、Uber。
Uberは自動運転の開発にかなりの熱をかけているらしく、ギグ・エコノミーとして車の運転だけをする「人間」に頼らずに、サービスを展開する準備を着々としています。
ギグ・エコノミーで得られる仕事の価値の低さが、AI化した時に大きな致命傷を与えられてしまうのです。
貧困と隣り合わせであると言えるギグ・エコノミー。
先時代的な働き方という面を持ち合わせて、科学の進歩に伴って仕事がなくなる面も持ち合わせているギグ・エコノミーは、”新しいけど古い働き方”と言えるのかもしれません。
欧米流の正しいギグ・エコノミー
誰にでもできる故に、価値のない仕事しかできないのがギグ・エコノミーの弱点ですが、正しい考えのもと利用すればとても便利でもあります。
日本ではあまり浸透していませんが、欧米などでは多くの大学生や主婦、移民層の人たちがギグ・エコノミーとして働いています。
理由は、副業としての日給稼ぎとしてはとても優秀だからです。
特に遊びたい大学生にとってはメリットしかありません。
好きな時に働けて、誰にでもできる業務内容で、スマホ1つで取引を終わらせられるなんて、遊ぶお金を稼いだり就活中の資金繰りをするのにピッタリです。
スタバでドヤ顔もできますww
本業にするには労働単価が安すぎますが、自由度の高い副業と認識を変えて捉えれば、こんな便利なシステムはありません。
クラウドワークスを始めとしたギグ・エコノミーへの入り口も、年々広がりを見せています。
副業として考えれば、長い時間バイト先で労働を強いられるよりも、柔軟性が効く働き方の方が魅力的ですよね。
誰でも作れて、起業できるイカしたコンテンツについて
ギグ・エコノミーは、簡単に独立を果たす事ができるけど、一発屋系感は否めなく、本業としては安定感が欠けてしまいます。
では、ネットを使って真の独立者になる為にはどうすればいいのか?
答えは1つで、仕事に価値をつけられるクリエイターになる事ですが、これでは言っている事が抽象的なので、今日は特別に簡単に自分に価値をつける方法を教えちゃいます。
その方法とは「応援したくなるような人」を目指したコンテンツを作る事。
媒体はブログでもYouTubeでもSNSでもなんでもいいです。
自分のストーリー性を絡ませた何かで、いろんな人に可愛がられるようなコンテンツを作り出すのが、一番簡単に価値を生み出す事ができる方法です。
どういうことか説明させていただくと、「応援されるような人」を目指すことで、あなたには勝手に「夢に向かって頑張っている人」という価値が付きます。
人間は、夢に向かって頑張っている人を見ると、世話をしたくなるものです。
「この人のストーリー最後まで追っかけたい・・・なんかすごい頑張ってるし応援したくなる!」
人間は生きていれば必ず、1つは何かしら何事にも変えられない経験をしたり、絶対に叶えたい夢を見つけるものです。
それをコンテンツとして形を整えて、一生懸命アウトプットするとそのストーリー性に惹かれて、いろんな人が共感してくれます。
人間は価値あるものにしか共感しません。
大きな目標に向かって自分が汗を流し、涙を流し、血を流すところにいっぱい共感してもらう事が、価値のあるエンターテイメントとなるのです。
価値のあるエンターテイメントは間違いなく面白いので、お金も集まってきます。
応援したくなるアウトプットをする
↓
見た人が面白いと感じる
↓
お金が集まる・・・
この好循環を簡単に作り出す事ができるのです。
もちろん簡単ではありませんが、この循環は最強であるが故に目指すだけの価値はあります。
自分が頑張っている姿を頭の先からつま先まで見せる事で、いっぱい共感を集めて、誰にも代替できないような価値を身に付けましょう。
まとめ 面白いが正義
- ギグ・エコノミーは簡単に個人事業者になれる反面、安い労働単価のせいで本業としては不安定である。
- AI化した時に、ギグ・エコノミーで請け負っている仕事はほとんど無くなる。
- 欧米のように、副職という認識であれば、ギグ・エコノミーも輝きだす。
- 「応援したくなるような人」を目指そう。
目先の自由を求めて、ギグ・エコノミーに走るのは、悪い事ではないですが、未来は明るくありません。
情報が光の速さで流れている現代では、昨日革新的だった物が、次の日には時代遅れになっていることも珍しくありません。
なので、常にアンテナを張り巡らしながら、自分のクリエイター力を磨く事が大切です。
クリエイターって言うと身構えられるかもしれませんが、誰でもなれる可能性があります。
もし、さらに詳しく知りたい!って方は、他の記事もチェックよろしくお願いします!
では、本日もあなたの貴重な時間を割いてまでこの記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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